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ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶
No Commentsさて、5月は演劇月間(と勝手に決めた)ということで、一日に2本見たりとかなり無茶なスケジュールで観劇してみたんですが、さすがにヘトヘトになってしまって、今までまとめるのをサボっていました。すいません。
で、そろそろまとめないと忘れてしまいそうなので、これからチョコチョコ書いていきたいと思います。ということで、第一弾はチェルフィッチュの「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」を。
「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」 (チェルフィッチュ)に関するコメントを読む![補足]
内容について簡単に説明すると、全体が「ホットペーパー」「クーラー」「お別れの挨拶」の3部構成になっています。
「ホットペーパー」は、3人の派遣社員が先輩派遣社員を送る会を考えるんですが、結局自分たちが何を食べたいか、自分が辞めるときのお店の話に終始してしまいます。
二話目の「クーラー」は、クーラーの設定温度が低すぎると女性が文句をいい、男性がそうですね、と相槌を打ちながらもどこか話がかみ合ってないというお話。
三話目の「お別れの挨拶」は、一話目の送られる先輩派遣社員の挨拶なんですが、徐々に自分の今日あった出来事の只々語ってしまって、他の社員や派遣社員はまったく聞いていない、という内容です。全体に共通しているのは、「みんな自分のことしか考えていないこと」。他人と自分の境界線がはっきりしているんですね。ここで若者論を展開するつもりはありませんが、みんな自分が生きることで精一杯なんだ、ということなのかな、って思いました。

この劇を演出している岡田利規さんの小説「わたしたちに許された特別な時間の終わり」にある「三月の5日間」も読んだのですが、若者の脱力感というか、イラクで戦争が起きようが、現実味がない、今の自分には関係ない、と感じるその気持ち、なるほどなあと思いました(私はもう若者ではないが)。


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